悠々として急げ

 ~未知との遭遇 in books & libraries~

ミステリー

田丸雅智 マタタビ町は猫びより 猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の物語である

猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の物語である

羽生飛鳥 蝶として死す 平家物語推理抄 平家の全盛から源平の争乱へとなだれ込んでゆく時代に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く、歴史ミステリー連作集

平家物語推理抄 平家の全盛から源平の争乱へとなだれ込んでゆく時代に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く、歴史ミステリー連作集

隠蔽捜査 今野敏 ここから、東大卒・変人・竜崎警視長の活躍が始まる!

隠蔽捜査シリーズ ここから、東大卒・変人・竜崎警視長の活躍が始まる!

鯨 統一郎 「銀幕のメッセージ」 女子大生の桜川東子が、バーで客の会話から難解事件をみごとにひも解いてゆく。厄年トリオの会話も面白い。

女子大生の桜川東子が、バーで客の会話から難解事件をみごとにひも解いてゆく。厄年トリオの会話も面白い。

ミステリー・オーバードーズ 白井智之 ミステリーとSFとグロテスクで盛りだくさん

ミステリー・オーバードーズ 作者:白井 智之 光文社 Amazon 拙評 謎(ミステリー)の過剰摂取 全体としては、なかなかゲロいのに、しっかりとミステリー仕立てである。 何回も読まないと分からないほど難解である。が、文章は読み易く内容に集中できる。文学…

空席 今野 敏 竜崎署長が転勤になる。新署長の赴任が遅れ、署長不在の間に二つの事件が重なる。果たして大森署の混乱を収拾したのはやはり。。。

竜崎署長が転勤になる。新署長の赴任が遅れ、署長不在の間に二つの事件が重なる。果たして大森署の混乱を収拾したのはやはり。。。

西村京太郎先生を惜しむ 鉄道ミステリー

今週のお題「わたしのコレクション」はじめて、今週のお題を書いてみようと思いました。 「コレクション」ということですが、部屋を見渡して、それらしきものを探していると、かなり減ってしまった西村京太郎先生の鉄道ミステリーが、7冊ほどありました。 …

店長がバカすぎて 早見和真  本が好きで、頑張って働いている書店員さんにエールを贈るような物語。でもちゃんと謎解きもあります。

店長がバカすぎて (ハルキ文庫) 作者:早見和真 角川春樹事務所 Amazon まえがきこの本の備忘録として、あらすじと感想を残します。「〇〇がバカすぎて」というタイトルが6つあり、本書のタイトルと同じものが最初にありましたので、ああ、短編集だったのか、…

AX アックス 井坂幸太郎 ある平凡な男の正体は、裏の顔を持つものだった。彼の正体は家族に知られぬまま。そしてその息子は父のほんとうの顔を。。。

まえがきある平凡な男の正体は、裏の顔を持つものだった。彼の正体は家族に知られぬまま。そしてその息子と妻は、父のことをそれぞれまったく違う性格として捉えていた。必殺仕事人のような兜の生きた様を通して、家族の幸せとは何かということを考えさせら…

ある男 平野啓一郎 A MAN 第70回読売文学賞 弁護士の城戸は、別人だと分かった事故死した「ある男」の生き方にのめり込んで行く...

ある男 平野啓一郎 A MAN 第70回読売文学賞 弁護士の城戸は、別人だと分かった事故死した「ある男」の生き方にのめり込んで行く...

鷺と雪 北村 薫 教養と人生訓と時代ならではの背景を踏まえた謎解きが面白い。時代小説と推理小説を同時に楽しめる。久々のお気に入り本だ。第141回 直木賞受賞作

教養と人生訓と時代ならではの背景を踏まえた謎解きが面白い。時代小説と推理小説を同時に楽しめる。久々のお気に入り本だ。第141回 直木賞受賞作 短編三部作となっています。表題の作品は、第三話目に収録されています。

ドローン・スクランブル 未須本有生 ドローンをいかにして防衛省に売り込んでいくのか。ベンチャー企業の苦悩。大企業の狡猾さに驚く。

ドローンをいかにして防衛省に売り込んでいくのか。ベンチャー企業の苦悩。大企業の狡猾さ。ついに前代未聞の事件が起こる。なんと防衛省の敷地の正体不明のドローンが侵入した。犯人の目的は何か。

バック・ステージ 芦沢央

ある舞台の舞台裏や稽古など、バックステージで起こる小さなドラマが序章から並行してほぼ完結しながらも終幕への関連を残して進行する。そして序章の事件は、文字通り終幕で解決するという仕立てになっており、あっという間に読み終わってしまう。

汚れた手をそこで拭かない 芦沢央

表紙のデザインが気になる。グレーのような中にピンクのバラの下には白く爪だけが赤い両足首が右手に乗っている。手と足の間には有刺鉄線があり、裏表紙にのびて黄色の小さな花になっている。

捏造のロジック 喜多喜久

文部科学省研究公正局・二神冴希が研究員から公正局員に転身し、「あなたは、サイエンスを愛していますか?」の決め台詞を吐く。 何らかの波動を感じた彼女は、それから攻め方を決めているようであった。 小保方氏のスタップ細胞の捏造事件に着想を得て、自…

月の扉 石持浅海

社会に対応できない子供たちを掬う師匠、石嶺孝志 舞台は那覇空港でのハイジャック 三人の異なる思惑が絡んだ事件が発生し、それをたまたま乗り合わせた青年の座間味君(仮名)が、ロジカルに推理するというもの。 そして、ラストシーンでは、天才の彼も一つ…

まっすぐ進め 石持浅海

まず、タイトルが気になって読んでしまった。 「時計は過去を計るものではない。未来に向かう時間を刻むものだ。」 ありふれた日常の疑問を少ないデータから論理的に仮説を立ててゆく。 九州大 理学部卒ならではの頭の良さが窺える。 今まで読んだことのない…

今宵、バーで謎解きを 鯨統一郎

桜川東子(さくらがわはるこ)が、バーで酩酊推理をする。 設定は、以前読んだ柄刀一(つかとうはじめ)の『シクラメンと見えない密室』と似ているなと思いながら読んでみた。 柄刀氏よりは、詰めが軽い様な気もするが、完全なトリック(柄刀作品)か、人の…

プロフェッショナル ロバート・B・パーカー 加賀山卓朗訳

初めは単なる「強請り事件」の話かと思われたが、犯人と女性4人の不思議な関係と共に、犯人の精神的な病にも関係しているのではないかということになっていく。 犯人に脅された四人の妻たちの依頼を受けた男が犯人を追い求めるというよりは、これらの(彼女…

彼女が追ってくる SHE RUNS AFTER ME 石持浅海

復習する女とされる女(された女)で話が進んで行く。 勝ったはずの女・中条夏子、負けた女・黒羽姫乃 密室のような別荘と第三者である火山学者の碓氷優佳 夏子が殺したときには持っていなかったはずのカフスボタンが姫乃の手に握られている。これが大きな『…

シクラメンと見えない密室 魔女の花だより 柄刀一

ミステリー小説だが、設定が決まっているのが良い。短編のシリーズ物である。全体として花(草花)が「事件を解く鍵」となっており、柄刀一(つかとうはじめ)作品としての個性を出している。 また、推理方法にも特徴がある。探偵のようにあちこち出回るので…

サラマンダー ~無限の書~ トマス・ウォートン 宇佐川晶子訳

サラマンダーとは、山椒魚のことであるが、調べると「西洋の伝説上の動物。火中に住むヘビ・トカゲの類で、火の精とされる。」らしい。内容とはあまり関係ないように思えるが、ご見識のある方がおられれば、お聞かせ願いたい。 18世紀のスロヴァキアの城が、…

親鸞の不在証明 鯨統一郎

親鸞の不在証明のアイデアの下に、別の面妖なる話を記述されており、二つの話の謎を解いて見せたかのような構成となっており、それが面白かった。また、浄土真宗に関連する内容は勉強になりました。 新たに得た知識をメモしておく。 ・浄土真宗は、北陸の地…

喜劇ひく悲奇劇 鯨統一郎

回文をモチーフにしたミステリー 最初は読むのもめんどうであったが、次第に並々ならぬ回文に引き込まれて、こちらまで回文中毒になってしまった。世の中にこんなに回文があることが分かり、その点については面白かった。 タイトル自体も回文である。 喜劇ひ…