短編小説
猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の物語である
ミステリー・オーバードーズ 作者:白井 智之 光文社 Amazon 拙評 謎(ミステリー)の過剰摂取 全体としては、なかなかゲロいのに、しっかりとミステリー仕立てである。 何回も読まないと分からないほど難解である。が、文章は読み易く内容に集中できる。文学…
著者と近い年代だからだろうか、ここで描かれる風景には見覚えがある。三丁目の夕日のような通りを走ってツェッペリン号を追いかける。だが装着している拡張現実装置もやや最先端ではないような見栄えなところもうっかりノスタルジックだ。
ちいさな場所 東山彰良 台湾の紋身街という刺青屋が多く立ち並ぶ街で生まれ育った子供と大人、弱者とヤクザは同じ場所で生きている
ひとのこころにビタミンのようにはたらく小説、家族のショートストーリー集です。 一見、平凡で幸せそうな、七組の家族に、突然問題が発生する。そして、この家族、果たして大丈夫なのか、と思わずにはいられない。
表紙のデザインが気になる。グレーのような中にピンクのバラの下には白く爪だけが赤い両足首が右手に乗っている。手と足の間には有刺鉄線があり、裏表紙にのびて黄色の小さな花になっている。
6つの(なんか不思議な)短編小説集「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」。