『名探偵じゃなくても』あらすじ・感想

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目次

はじめに

今回は、名探偵の祖父、孫の楓、友人の岩田と四季くんのレギュラー4人に、祖父の教え子である我妻刑事が加わり、より本格的な事件が持ち込まれるようになります。

ミステリーも楽しめますが、孫の楓の恋の行方と、彼女を待ち受ける運命も存分に楽しめます。

そして、認知症の親の介護をされている方も知らない人が多いのではないでしょうか。わたしもレビー小体型認知症というのは知りませんでした。幻覚が現実レベルの映像で見えるとしたら、本人は何を信じればいいのでしょう。そういった認知症の様子も描かれていて、単なる安楽椅子探偵ものではありません。

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第一章 サンタクロースを見た男

クリスマスのイヴイヴに、いつもの三人が居酒屋「はる乃」で飲んでいる。楓、岩田、四季。

岩田と四季は、楓に対する不可侵条約を結んでいた。そして楓は確実にどちらがに恋をしているらしい。

読者が想像しなければならない。

そこへ新しい人物の我妻さんが登場する。

40代で楓の祖父の教え子だという。

いつのまにか岩田が誘ってテーブルは四人になっていた。

そこで岩田が必死に主張していたのは、子どものころサンタクロースを見たということだった。

例によって四季はそんな夢物語に興味はなく、話題を変えましょうと主張している。

楓が割って入って、岩田の話をちゃんと聞いてボイスレコーダーに録音した。

翌日のクリスマス・イヴの日、楓は祖父宅を訪問した。

ヘルパーのおかっぱさんが祖父のお世話中だったが、楓が引き継ぐ。

少し眠って調子を取り戻した祖父に楓はクリスマスプレゼントを渡して、昨日居酒屋で岩田に聞いた謎を解いてほしいと頼んだ。

だが祖父は、その前に楓たちに声をかけたという我妻さんの夢が名探偵になることだったことを覚えていたばかりか、写真と会話内容から職業を当ててしまった

完全に調子を取り戻した祖父に楓は昨日居酒屋で岩田が語った「消えたサンタクロース」の謎のボイスレコーダーを再生した。

つづきはどうなるのか。

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第二章 死を操る男

舞台俳優のフランソワはファンミーティングに集まってくれた二十人の少女の前で、自分は近いうちに死ぬといい、自分が出演している作品上映を始めた。

楓は友人の美咲と横浜中華街で、楓が好きになった人の話題になる

第一章の話と合わせると、楓が好きになった人は読者にも分かるようになっていた気がするが、その根拠は「こちら」。

さて、美咲が楓にミステリーな話をするために、山下公園のベンチに腰を下ろした。

例によって楓はスマホのボイスレコーダーのアイコンをタップした。

冒頭のフランソワが、自宅で脱法ドラッグを大量に飲んで死んだ。

だが、死ぬ前に電話で119番通報をしている点や手にスマホを持っていたのに、自宅電話から通報していたことが不思議だという。

自殺の理由は、誹謗中傷だという。主役より目立つなと言われても、主役よりイケメンで演技がうまいなら本人にはどうしょうもない。

まだ謎は続いた。ファンの二人の女性が後追い自殺をした。一人は自殺の前日に髪をきれいに整えたのだが、自殺の前日に髪をきれいに整えるだろうか、という謎が増えた。

翌日、楓は刑事の我妻と相棒の城之内と共に碑文谷の祖父宅を訪れたというわけである。

碑文谷先生の解答は・・・。

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第三章 泣いていた男

我妻刑事は一人暮らしで1LDKに住んでいた。

ある朝、自宅近くで殺人事件が起こり10分で駆けつけた。

そこで死んでいたのは、同じ署に勤める刑事だった。

楓は岩田と四季が座長を務めるミステリー調の演劇を見に来ていた。

そのミステリーは古式ゆかしいもので四季の手によってネタばらしされていくのだ。主人が誰かに殴り殺されたのである。

演劇はここで中休み。事件編が終了 このあとは解決編である。

解決編 「ご主人を殺害し、金庫の大金を奪った犯人は・・・この中にいます。」

そう、犯人はアリバイのない名探偵そのひとだったのである。

さて、謎解きの本編はここからである。

冒頭の刑事の死について我妻と城之内が、楓の祖父、碑文谷さんに助けを求めてきたのである。

被害者は、県警二課の34歳の猫田刑事。 彼には、警察内警察だったのではないかという疑惑があり、何か不正を掴まれた警察官が口封じのため猫田刑事を殺害したのではないかとも思われたが、我妻刑事は強く否定した。

さて、ここで論点整理がされた。

1.なぜ猫田刑事はビールジョッキを手にしていたのか。

2.警察内警察でもない猫田刑事が殺される理由は何か。

3.感情の起伏を見せない猫田刑事が泣いていたのはなぜか。

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第四章 消えた男、現れた男

四季くんの様子がおかしい。

岩田が連絡してもつながらず、LINEも返信がない。

四季くんが、消えた男なのか。

しかたなく四季くん抜きで、岩田と美咲と楓の三人で、自衛隊のイベントに出かけたとき、恐ろしい男が現れたのである。

その男とは・・・楓の母を21歳のときに殺し、成人した楓を祖父の家に上がりこむ散髪屋になりすましてストーキングしていた「親バカさん」だった。

楓は過呼吸となって倒れた。

気が付くと、岩田のアパートだった。美咲もいっしょだった。

60代になって、自分が殺した女の子供までストーキングするという異常な男がいることに驚くし、無罪放免されて、また楓の前に現れ、倒れた楓に代わって電話に出た美咲に「楓との仲をじゃまする男は消す」と言ったのだ。まだ罪を重ねるつもりなのか。なぜ無罪なんだ。

楓は美咲とともに、四季くんのアパートを訪問してみることにした。ようやくアパートを見つけ、彼の部屋に人影を見た楓は、四季くんが在宅中だと確信して、部屋のピンポンを押した。

返事がないので、大家さんに鍵を借りて部屋に入ったが、子猫以外は誰も居なかった。

楓は岩田に護衛を任せ、我妻刑事は碑文谷の祖父宅を訪れた。

話を聞いただけで、祖父には真相が見えたようである。

なぜか楓は、じっとしていられず我妻と祖父の話を聞くために、岩田とともに碑文谷へ向かう。

だが、その後ろにはふたりを尾行する九鬼の姿があった。

九鬼の言葉がよみがえる。「楓との仲をじゃまする男は消す」

どうなるのか

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終章 時間旅行をした男

美咲が教師を務める小学校で、名探偵さんに相談したい事件があるという。

その話は小学5年生のすずちゃんが持ってきたものだった。

クリスマスイヴに碑文谷の祖父宅を美咲先生とすずちゃんが訪れることになった。

二人が来るまで、楓は祖父と祖母の新婚旅行についての話を聞いていた。

旅行先がイギリスだったことや、祖母は新潟県の生まれで、雪深い新潟から早く逃れたくて東京にやってきて祖父と出会って結婚したことも聞いた。

やがて、約束の時間になり、美咲先生とすずちゃんが到着し、さっそく事件について話しだした。

不思議な事件はいくつもあるのだった。

・学校の階段の数が日によって違う

・担任の先生の似顔絵を描いたら魔女になってしまった。

・誰もいないはずのトイレから小さな女の子がでてきた。

・給食はおかわり自由なのに、おかわりをした男の子が怒られた。

・死んだはずの前の校長先生が学校でピアノを弾いていた。

これって!・・・。

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