警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請された。
警備企画課・第四係(通称ゼロ)の研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。
倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人ニッポンLCから捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人CTOが容疑者となってしまう。
サイバー攻撃と殺人事件は関連していると判断した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査を開始する。
だが、台湾の歴史に関する反日感情や相棒であるはずの西本への不信感など、倉島の前に困難が立ちはだかるーーー。
という感じであるが、警察小説はまず人間関係と専門用語を抑えておきたい。
登場人物
警視庁警備局
・警備企画課・第四係(通称ゼロあるいはチヨダ)
A氏 理事官
B氏 理事官(作業班担当 通称裏理事官)
・作業班(諜報担当)
倉島達夫(外事一課本務)
西本義彦(外事一課本務)
警視庁公安部
・総務課
佐久良忍 課長
・外事一課
・第五係
上田晴信 係長 警部
白崎敬 警部補 四十代後半 刑事畑出身
倉島達夫 警部補(ゼロの研修経験者)
西本芳彦(ゼロの研修に参加)
・機動捜査隊
片桐
警視庁生活安全部
・サイバー犯罪対策課(新橋庁舎・地下鉄御成門駅)
・第二サイバー犯罪捜査第三係
宇佐美喜一 巡査部長
台湾台北警政署(日本の警視庁に相当する)
公安捜査についての研修教官派遣を警察庁に依頼し、
倉島が任命される
楊智偉 警監特階 ヤン(日本の警察庁長官に相当)
劉 警正 ジョナサン・リウ(台湾人は英名を持つ)日本語堪能
日本の警部か警視に相当
張 警佐 チャン 日本の巡査長に相当
・保安組
蔡俊宏 警佐 ジョン・ツァイ サイバー担当
新北市警察局(日本の県警に相当する)
鄭 警正 事件の捜査で劉 警正と対立する
ハッカー集団 REvil レビル(別名 ソディノキビ)
ランサムウェアは高度に暗号化されており解除は困難
FSB ロシアの諜報機関
ニッポンLC
・広報課
陳復国 チエン・フーグウオ
・CTO
島津誠太郎
林春美 リン・チュンメイ
馬正雄 マー・ヂォンジィオン(ジミー・マー) 三十歳 本社システム管理担当
黄建成 ホアン・ジィエンチョン 工場システム担当主任 120
王柏宇 ワン・バイユー
李宗憲 リー・ソンシエン
専門用語
本文中にでてくるスパイ活動用語を調べてみた。
・インテリジェンスとは
諜報活動におけるインテリジェンスとは、国家の安全保障に関わる情報収集と分析を指します。インテリジェンスは、情報機関によって行われ、外国や敵国、仮想敵国などの軍事、政治、経済に関する情報を収集します。特に秘密・非合法的手段による情報収集は「スパイ活動」と呼ばれ、情報の収集だけでなく、分析や評価、暗殺・拉致・脅迫などの破壊活動や情報攪乱、フェイクニュースの宣伝による謀略工作も含まれます。 インテリジェンスは、国家政策や意識決定のために整理・精査された情報であり、新鮮な情報を用いることで、国家は相手の隠したい秘密を知り、逆にこちらの秘密を隠す仕組みを形成します。
・オープンソースインテリジェンス(オシント)
オープンソースインテリジェンス(OSINT)とは、一般に公開されている情報源から収集・分析を行う手法を指します。 具体的には、ニュース記事、SNSの投稿、公共データベース、衛星画像など、誰でもアクセスできる情報を利用して、企業やジャーナリスト、セキュリティ専門家が有用な知見を得るために活用されます。OSINTは合法的な手法であり、サイバーセキュリティや脅威インテリジェンスの分野でも重要な役割を果たしています。(Copilotの回答を引用)
・ヒューマンインテリジェンス(ヒューミント)
ヒューマンインテリジェンス(HUMINT)とは、主に人間を情報源として情報を収集する手法を指します。 これは、スパイ活動や諜報活動において古くから使用されており、合法的な活動や捕虜の尋問なども含まれます。ヒューマンインテリジェンスは、他の情報収集手段と比較して、直接のやりとりを通じて情報を収集する点が特徴です。(Copilotの回答を引用)
〆
あらすじ、感想
あらすじと感想は、以下のはてなブログをお読みください。
