悠々として急げ

 ~未知との遭遇 in books & libraries~

田丸雅智 マタタビ町は猫びより 猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の物語である

拙評

この短編集には、猫が人間のように生きているマタタビ町でのお話が15編もある。
だから1編は、あっという間に読み終わるし、好きなお話もいくつかは必ずあると思うが、どうかな。。。

感想 (好みは★の数で。 短編なのであらすじはありません)

猫ポリス ★★★ 町の治安維持に猫ポリスは必要だ。

オシャレな爪 ★ オシャレな猫のお話

猫の局員 ★★ 完璧でないところが、可愛げがあっていい。

被る ★★★ 猫を被るとはこのことか。合コンで猫をかぶっているユミの正体がバレたら。。。オチはまあまあ。

大将のうどん ★★ 大将が猫だから、店員を注意しても、ピリピリせずにむしろ微笑ましくなるからいいと思う。

ネコジング ★★ まあまあかな。

目覚まし猫 ★★★ かえって泥沼にはまるところが面白い。

猫のシアター ★★ 二つ目の猫目線がいい。

町の中のアート ★ マーキングと人の欲の話

バグを追って ★★★ 元プログラマの私には、この気持ち良く分かる。

マエストロ ★★ 音痴な女の子。オチが好きかな。

夏の日の猫 ★ お盆に帰って来る猫のはなし

猫のラジオ ★ 敏感なひげ ラジオのCMが・・・

モチ猫 ★★ 餅から猫が・・・

スキマの猫 ★★★ 「こころのスキマ」を埋めてくれるほっこりするお話

 

田丸雅智さんのプロフィール(本書の紹介文より)

1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。15年からは自らが発起人となり立ちあがった「ショートショート大賞」において審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。

著者の作品(本書の紹介文より)

「海色の壜(びん)」、「おとぎカンパニー」など多数。