社会に対応できない子供たちを掬う師匠、石嶺孝志
舞台は那覇空港でのハイジャック
三人の異なる思惑が絡んだ事件が発生し、それをたまたま乗り合わせた青年の座間味君(仮名)が、ロジカルに推理するというもの。
そして、ラストシーンでは、天才の彼も一つ推理しきれていない点があり、想定外の結末となる。
最後のページまで集中して読ませてくれた作品である。(2015/16/07)
(追記)状況描写としては、「現在」と「事件を起こすまでのストーリー」が、交互に描写される(章立てされる)手法で、「現在」の状況が徐々に理解できて行く。
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