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GRIT やり抜く力 アンジェラ・ダックワークス著 神崎朗子訳

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目次

PART1 「やり抜く力」とは何か? なぜそれが重要なのか?

第1章 「やり抜く力」の秘密

「情熱」と「粘り強さ」を持つ人が結果を出す、やり抜く

第2章 「才能」では成功できない

才能に目を奪われているが、成功は努力の積み重ねであることから目をそらしてはいけない。

第3章 努力と才能の「達成の方程式」

一流の人は当たり前のことを継続してやっているだけである。
「今日、必死にやる」より「明日、またトライする」する人のほうが「やり抜く力」があると言えるのではないか。
努力によって初めて才能はスキルになり、努力によってスキルが生かされ、さまざまなものを生み出すことができる。

第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか?

成功するために必要なものはなんですか?
ひとつのことにじっくりと長いあいだ取り組む姿勢である。
「哲学」(ほんとうにやりたい事)がなければ失敗する。

億万長者のウォーレン・バフェットがお抱えのパイロットに伝授した「目標達成法」
1.仕事の目標を25個、紙に書き出す。
2.自分にとって何が重要かよく考え、最も重要な5つの目標にマルをつける。Max5つ
3.マルを付けなかった20個の目標を目に焼き付ける。そしてそれらの目標には、今後は絶対に関わらないようにする。なぜなら、気が散るからだ。余計なことに時間とエネルギーを取られてしまい、もっとも重要な目標に集中できなくなってしまう。
このエクササイズのポイントは、「時間とエネルギーは限られている」という事実をしっかりと認識すること。
4.「これらの目標は、共通の目的にどれくらい貢献するか」と考える。

目指す方向が複数あったら進まない。
特殊部隊グリーンベレーのモットーのひとつは、「機転、対応、克服」である。
偉大な人とふつうの人の決定的なちがいは「動機の持続性」である。

第5章 「やり抜く力」は伸ばせる

経験が人の「性格」を変える。人は必要に迫られれば変化する。

PART2 「やり抜く力」を内側から伸ばす

第6章 「興味」を結びつける

いろいろな有名人も、一生かけてやりたいものが見つかるまでには、かなりの時間がかかった場合が多い。らしい。
ありがちなことだが、無理やり興味を持とうとするのは大間違い。
(私)そうかも知れない。私も自分でホームページを作って満足して、ブログなんて初心者向け、と思って今まで見向きもしなかったが、トランプ大統領がTwitterでつぶやいたり、YouTuberなる職業が出てきて、コロナ禍で自宅にこもることが多くなると、中学生のころ自分は将来編集者になりたいと思っていたことを思い出し、ひょっとしてブログがいいんじゃないかとハタと思いたち、この記事を書くに至っている。って、かなり時間がかかっているなあ。
好きだからといって、上達できるとは限らない。すきでもないことはなおさら。
だから、必死に努力する前に、まずは楽しむことが大事
その道を究めた達人でさえ、最初は気楽な初心者だった
(私)そうかもしれない。私も今こうして文章を書いていると、なんだか落ち着いて充実した気分になっていることに気づく。
つぎに、ジェフ・べゾスがどのように育てられたのかという話が書いてあり、誰のことだろうと思いながら読み進めた。母親は実験好きな彼をおおらかに育てたようである。
予想どおり、理系の大学に進んだと書いてあり、ついにインターネット書店を設立したと書いてあった。よくある小さな成功例かと思った。
次の文章を読んだ途端、よく分からないが、感動のあまり涙してしまった。


彼が作った会社は、世界最長の大河にちなんで、アマゾン・ドット・コムと名付けられた !!!


治りかけていた鼻水が止まらなかった。。。


人間の特徴について、少し開眼した記述があった。
人間の赤ちゃんは、生まれたときにはほとんどなにも知らない。
ほかの動物たちは、生まれてすぐに強い本能に従って行動するが、人間の赤ちゃんは、ほとんどすべてのことを経験によって学ばなければならない。
そして幼児は見慣れたものから視線をそらし、新しいものに目を向ける習性がある。
ほかの動物たちは、生まれてすぐに強い本能に従って行動するが、人間の赤ちゃんは、ほとんどすべてのことを経験によって学ばなければならない。
そして幼児は見慣れたものから視線をそらし、新しいものに目を向ける習性がある。


では、「やり抜く力」をもつひとたちが、なぜこの習性に逆らい、ひとつのことに興味を持ち続けられるのか?
それは、実は同じことをずっとやっているように見えても、そうではない、というのが答えだ。

エキスパートには、初心者にはわからない細かい違いを認識できるため、つねに新しいこと、微妙な差異(ニュアンス)に興味を覚えるため、興味を持ち続けられるのだ。


第7章 成功する「練習」の法則

「意図的な練習」をしなければ上達しない。
漫然とジョギングしていても、速くならない例が書いてある。
では、どうするか。
1.高めの目標を設定する。
2.ひとりで練習する。完全な集中と努力。具体的な弱点の克服に努める。
3.うまくできるまで何度でも繰り返し練習する。速やかで有益なフィードバック
たゆまぬ反省と改良
4.毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる
5.批判をせず、チャレンジを楽しむ。赤ちゃんは失敗しても恥ずかしがらない。まわりの大人が恥ずかしいと教えるから、経験として取り込んでしまう。なにもいいことはない。
「意図的な練習」は、大変だが、楽しい。努力の結果が出たときの高揚感がいい。


第8章 「目的」を見出す

3段階の発展形式 ベンジャミン・ブルーム(心理学者)
個人的な興味 ⇒ 真剣に取り組む ⇒ 人の役に立つという「目的」を見出す
幸福を追求する2つの方法
・内なる良い精神と調和すること(意義)
・利己的な目先の快楽を追求すること(生存の確立を高めるから)
「やり抜く力」のきわめて強い人は、自分にとっての究極の目標は、自分という枠を超えて、人びとと深くつながっていると考えている。
自分の職業を「天職」だと思っているひとは、疾病休暇がそうでない人の3分の1程度


天職は見つけるべきものではなく、どう考えるかである。
・この仕事はどんなふうに、ほかの人々とつながっているだろう?
・世の中の役に立っているだろうか?
・自分の最も大切な価値観を表しているだろうか?


確固たる「目的」を抱くようになった人は、必ず若い時に「目的」を持った生き方の手本となる人物(ロールモデル)に出会っている、らしい。


(私)私の場合は誰だろうか? 若い時ではなく、最近読んだ本だが、土光敏夫さんの人生が書かれた本を読んだときに、この人はすごい人(生き方の手本となる人物)だと思ったのを思い出した。


世の中で解決すべき問題を発見し、私ならきっと変化をもたらすことができるという確固たる信念を持ち、行動を起こす覚悟を持てた人


第9章 この「希望」が背中を押す

「もう一度立ち上がれる」考え方をつくる
楽観主義者は自分の苦しみは一時的で特定の原因があると考えるが、悲観主義者は自分の苦しみを変えようがない原因のせいにして、自分にはどうすることもできないと考えてしまう。


認知行動療法 うつ病に対する精神療法的治療

自分の身に起こるできごとを、楽観主義者のように解釈し、反応することを、練習によって身につけることができる。
才能があると言ってほめてしまうと、その人の「成長思考」、「やり抜く力」は伸びなくなってしまう。


若いときに、制御可能なストレス(電気ショックを止める仕掛けあり)を経験したラットたちは、生体になって制御不可能なストレスを与えても冒険心が旺盛となり「学習性無力感」に対して免疫をもつことができたようだ


予防を目的とした「認知行動療法」のひとつ ➩ レジリエンス・トレーニング

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PART3 「やり抜く力」を外側から伸ばす

第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法

~科学では「賢明な子育て」の答えは出ている~

子供に、親として「やり抜く姿」を見せることが有効だ。
「厳しい要求」と「支援を惜しまない」を両立させた親の子供は、ほかの子供たちよりも学校の成績が良く、自主性が強く、不安症やうつ病になる確率や、非行に走る確率が低い。

自分は親としてどうだったのか?
「厳しい要求」はしていたような気はする。
「惜しみなく支援」したかどうかは分からぬが、教育代もケチっていない。
支援はしたが、応援はしただろうか。だんだん記憶があやしくなってきた。
認知症予防で子供に迷惑かけないようにしないと。。。


第11章 「課外活動」を絶対にすべし

-「1年以上継続」と「進歩経験」の衝撃的な効果-
習い事は、「やり抜く力」を伸ばすのに効果的とのこと。
大変だけれど楽しいことがいい。


 自分が小学生のころ、習字とそろばんを習っていた記憶があるが、弟が生まれて家計が苦しくなったのか、私はいやではなかったが、母の指示で習い事をやめることになった。これで私は「やり抜く力」を失ったのだろうか。そんなことは無いと思っているのだが。。。


 長年の研究で、課外活動を2年以上続けた生徒に限って、1週間あたりの課外活動時間数が多かった生徒ほど、就職率も高く、収入も高いことがわかったそうだ。


第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう

~人が変わる「もっとも確実な条件」~
「やり抜く力」の強い文化を見つけ、その一員になればよい。
人間は集団に溶け込もうとする。
やり抜く力の強い人たちに囲まれていると、自分も自然とそうなる。
 これが、まわりに伸ばしてもらうということのようです。
そしてその集団には、「ささいなことでも「最善」を尽くす」とか「最後まで全力を尽くす」といった文化があると。


第13章 最後に ~人生のマラソンで真に成功する~

「やり抜く力」が強いほど「幸福感」も高い 健康もいい
人生という長いマラソンを走り続けるために、全ての人にとって重要である。

偉業を達成した人で「やり抜く力」の強くない人になど、会ったためしがない。


「やり抜く力」が、いかに大切かについて語られた本だった。
それを研究の積み重ねで証明した。これ自体も「やり抜く力」である。


この読書が今後の人生に役立つことを祈って読了とする。

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