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エクセレントな仕事人になれ 「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163

The Little Big Things:163 Ways to Pursue Excellence by Tom Peters

訳:小さくて大きなこと:抜群力を追求する163の方法 トム・ピーターズ

「抜群力」を発揮する自分づくりのためのヒント163

The Little Big Thingsというのは、ちょっと分かりにくいが、まえがきによれば、「小さな出来事だが、大きな意味をもっている(ヒント)」ということらしい。数字にとらわれすぎるビジネススクールの傾向に対し、不確実な品質・人間関係・価値観・顧客などに重点をおいたエクセレントな仕事人になるためのヒントを伝えてくれている。

その中から、わたしが気に入った28のヒントを紹介します。

Resilience

17.非常事態に対処する能力があること

回復力のある人材の特徴:下記リンクを参照、採用や昇進の参考となる。

 

35.自分の問題として考える

講演をするときは、聴衆を引き込む、味方につけることが大切である。「あなたがたは」ではなく、「われわれは」に変えて話すことで、聴衆との間に「共通の何か」を作り出し、聴衆に行動を起こさせることが大切である。

36.意図的に人脈を強化せよ

電子メールではなく、電話をかけて、過去の協力に感謝の言葉を伝える習慣をつけよう。

相手がこちらの意図(人脈の強化)に気づくだろうが、それでも構わない。手書きのカードならもっといいかもしれない。

Work

47.会議のメモは決断の素

会議のメモや議事録の担当者は、とてつもなく大きな力を持っている。

そこには組織として「やるべきこと」(そして「やるべきではないこと」)のリストが書いてある。

組織の中でこの重要な情報を、少しでもコントロールできるパワーを手に入れるためには、誰もやりたがらないメモや議事録の作成係は立候補してでもやるべきである。

Initiative

51.早めの準備を心せよ

誰よりも働く者は、大きなアドバンテージを手に入れる。

最もいい準備をした者は、大きなアドバンテージを手に入れる。

いつも「過剰なまでに」準備をするものは、大きなアドバンテージを手に入れる。

最もよく下調べをした者は、大きなアドバンテージを手に入れる。

どれも納得させられる。

Leadership

53.リーダーシップは他人の成功を助ける

あらゆるリーダーの仕事は、担当する部下が夢をかなえられるように手助けをすることだ。

57.「正の強化」を活用せよ

前向きな行動を引き出すには、ちょっとした機会に「ありがとう」や「グッジョブ!」と言葉をかけよう。

一方、負の強化(規制)は、一般的に行動の遅れを招くケースが多い。

Word

60.謝罪の言葉

心からの謝罪は個人的にもビジネス戦略上も最高に重要だと考えている。実際、「魔法」と言ってもいいほどの効果がある。

芝刈り機メーカーのトロは、「率直な謝罪」を社の方針として導入してから17年後には顧客との紛争処理費用が3分の1以下となり、現時点で過去15年間、顧客から一度も訴訟を起こされていない。

謝罪を嫌がる欧米諸国としては、珍しい主張と現象ではないだろうか。日本人としてはこの事例は心強い。

Networking

64.成功の方程式は「外部より内部」

プロジェクトを成功させるためには、内部のいろいろな部署の「時間」を大量に使う必要がある。したがって「外部顧客との人間関係」よりも「内部顧客との人間関係」がずっと重要なのである。内部顧客を味方につけよう! 情報の送信やランチのお誘い、小さな表彰、お土産などなんでもいい。

65.「内部の顧客満足度」を上げるために

スタッフ部門、とくに監査部門は『警官役』なのだから、他部門から好評価をもらえるはずがないと思うだろう。だが、最高の監査担当者は徹底したプロ意識を持って職務を果たすだけでなく、監査を受けた部門が正しい記録管理の理論と実践を学べるように手助けしてくれる。重要なのは専門知識の使い方である。警官役に徹することではなく、臨機応変で心の通った「パートナーシップ精神」で仕事をすることである。

Action

75.「ベストを尽くす」だけでは足りない

ベトナム戦争当時。班長だった著者のピーターは、「ベストを尽くしております」と答えた。

司令官は顔色を変え、厳しい口調でこう言った。「君がベストを尽くしているか否かには関心が無い。われわれは単に、君が職務を全うすることを期待している。以上」そう、目的は君がベストを尽くしているかではない。職務を全うすることなのである。この基準に従って行動せよ。

78.石油を見つけたいなら、掘るしかない

必要なことは実行しなくてはならない。
つまり、とことんやり抜く人間が勝利する。

Presence

87.巡回管理MBWA(マネジメント・バイ・ウォーキング・アラウンド)の勧め

人間同士の触れ合いを生もう

毎日30分はただ歩き回ることで、やりかけの仕事が今までとは全然違って見えてくる。

これは最近テレビで見たwillの会社のやり方と同じような効果があるように思えた。

Talent

92.人材開発よりも人材採用!

「採用はビジネスの要なのに、嘆かわしいほど誤解されたまま放置されている」とは、ジェフ・スマートとランディ・ストリートの著書での言葉である。

94.現場は「職場の神様」に委ねよう

働く人の満足度を決める第一の要因は、「現場の上司との良好な関係」である。

現場のリーダーの起用は、部長クラスの登用より重要だ。

95.人材開発の実績

昇進の時の査定は、「人材開発でどんな成果をあげたか」である。

上司の役目は、「最高の戦略家を育てること」である。

People

97.金!

設備投資を15%削ろう。そして節約した資金はすべて「人材への投資」に配分し直そう。

98.「最後の二パーセントにこだわる人」

これらの人を厄介者扱いしない。大切にしよう。

Innovation

105.イノベーションとは臨機応変主義である。

直線的な発想を捨てよ。どうすればいいかといえば、以下のとおり。①多くの業務をプロジェクト・チーム単位としよう。②すべてのチームにできるだけ多くの「部外者」を入れよう。③社内に人的交流の場と機会を豊富に用意しよう。

107.もう一つの世界を作る

独自のスタッフと企業文化を持つ、事実上の「影の会社」を持て。

著者のみるところ、ほぼすべてのイノベーションの出発点は「怒り」である。

・怒れる人間を雇おう

・怒れる人間を探そう

・怒れる人間に平和をかき乱すチャンスを与えよう

大半の企業の業績は想像以上に早く滑り落ちてゆく。その大きな理由は、企業が「不適応者」を雇い続けないことにある。

Curiosity

116.「分からないこと」を認めよう

分からない点がある時に、「自分は分からない」と言うこと。

Listening

113.あなたは、部下の報告をさえぎっていないか

医者と患者の場合、重要な情報は患者自身で、せっかく大切なことを言おうとしているのに、医者は患者の話をさえぎってしまう。

管理職と部下の関係にもあてはまる。

Learning

118.生涯学習を義務付ける

さて、前回会ったとき以来、君はどんなことを学んできたかね?と問われて、あなたは答えられるか。

120.ひたすら文章を読む

読書をしよう! 読んだ内容を人と「共有」しよう!

これは、読書してブログにまとめている行為と同じである。

Details

132.マニュアルを超えた小さなサービス

マニュアルを超えた小さなサービスをするためなら、小さなルールはどんどん破れ!

大きな目標はすばらしい。だが、人の記憶に残るのは案外「小さな」ことである。

Grunge

136.個々の裁量に任せよ

指導者が権限を握るのか、それとも個々の裁量に任せるのか。

著者が「良好事例」を好むのは、それが会社や業界にとらわれない多様な情報に基づき、一人ひとりが学べる「クールな事例」であるときだが、「良好事例」を激しく嫌うのは、模倣を求められるときである。

良好事例にこだわると、進化ではなく、退化を招く。

組織に大きな問題が発生したときの解決策は常に同じだ。再発の可能性を抑えるための規定を設ける。そしてまた新たな問題が発生し、規定が増えていく。ついに上層部はこの規定を独自解釈し、自主性やイノベーションが損なわれ、やがてGMのような麻痺状態に陥るのである。

Success

159.ネルソン提督の航海術13の法則

この項目に関しては、下記のリンクを参照ください。

Big

163.自分がなぜここにいるのかを忘れるな

細かい仕事ばかりで毎日が過ぎ、そもそも最初になぜその仕事を選んだのかもわからなくなり、若い頃の志を忘れてしまう。

自分が昔の志を忘れそうになっていると感じたときは、影響を受けた本を読み返すなどの小さな儀式を行い、自分がそもそも何をしたかったのかを思い出すようにしてみよう。

一日の終わりに、今日はあなたが就職したときに想像した期待したような仕事をしているか考えてみるとよい。

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この記事を書いた人

ソフトウェア会社サラリーマン。書店や図書館で見つけた本の読書録を残したいと考えブログに書いています。ミステリー、時代小説、資格維持のための教養本などジャンルを問わずに読んでいます。読書録に加えてちょっとしたアイデアなども書けたらと思います。

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