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アウトプットする力 齋藤孝 明治大学文学部教授 「話す」「書く」「発信する」が劇的に成長する85の方法が紹介されています。

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まえがき

2020年6月3日第1刷発行 ダイヤモンド社
この本の備忘録として、概要と感想を残します。

斎藤孝さんのプロフィール(本書の紹介文より)

1960年 静岡県生まれ。 東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。

著者の作品(本書の紹介文より)

「声に出して読みたい日本語」(草思社文庫、毎日出版文化賞特別賞)、「身体感覚を取り戻す」(NHKブックス、新潮学芸賞)、「雑談力が上がる話し方」「1冊読み切る読書術」「話す力」(いずれもダイヤモンド社)など多数。

作品の背景

本やインターネットからたくさんの知識をインプットするが、それだけで満足する人のなんと多いことか。その知識を発信したり、何かの成果に結びつけると言う意識が不足しているようです。そこでアウトプット優先へ舵を切ってみることを提案されています。

要点と感想

では、この本で紹介されている85の方法のうち、私が気になった、あるいはやってみようかなと思った約30個を選んで、すこしアレンジして、いくつかには自分の意見を書いてみたいと思います。

第1章 アウトプットを想定したインプットをしよう

No.5 本は突っ込みを入れながら(3色ボールペンで線を引きつつ)、本と対話しながら読もう。自分がその内容を使うことを想定しよう。
このやりかたの考え方は、私の最近の読書の心構えと似ています。はじめはボールペンの代わりに付箋紙を使っていましたが、気になる箇所が多すぎて、付箋紙がすぐに無くなります。また、そのため、はがすのも一苦労です。

第2章 今すぐできるアウトプットのコツ

No.12 流行りものに触れてみてアウトプットしよう。

No.14 無茶ぶりでも受けてみよう、恥ずかしがっていては上達しない。

No.16 身銭を切って情報を仕入れるから真剣になれる。

No.19 ベスト3を選んで、3つめに独自のこだわりを出そう。

No.20 多くの人が着目しないマイナーなものにスポットをあてる。

第3章 話すアウトプットの基本ワザ

No.24 日頃からトークのネタをストックする。急なフリにも答えられるべし。

No.29 自己紹介は自分のことではなく、自分が好きなモノ・コトを話そう。共感が得られやすい。
なるほど、と思いました。その方が、人物像が映像として連想出来て、受け手の記憶に残りやすいかも知れません。

No.30 スピーチは、具体的に、短く、締めの一文を決める。
簡潔なスピーチを効果的に行うには、締めの一文を決めておき、そこから全体を考えると、効率が良さそうです。

No.35 メモは後で思い返せるくらいでいい。3割。ついでに自分の意見もメモれば、これもアウトプット。
これも賛同します。が、自分の場合は、3割のメモで10割の議事録が書けるか不安ですね。会議に参加している若い人を見ていると、ノートPCに機関銃のように打ち込んでいますが、私はブラインドタッチもできないので3割メモには賛同で、かつ手書きでしょうか。若い人に着いて行こうと、ようやく、かな入力をローマ字入力に変えたところです。

第4章 書くアウトプットで自分力を高める

No.36 まずは、質をきにせず量をこなそう。原稿用紙10枚分!
4000字くらいには、すぐに達してしまいますが、長すぎるブログも読んでもらえないかと思います。あらすじをまとめるだけの場合、あとから自分が参考になるのでいいのですが、読者さんは何を求めているのかを考えると、もっと簡潔な内容にした方がいいかもと考えたりします。

No.43 読書感想文は読みながら仕上げる。引用したい三か所をピックアップし、なぜ面白いと感じたのか、人に教えたいポイントをメモしておく。

これも、自分のブログを書くときに応用できそうです。私のブログはあらすじを記憶しておこうというところからスタートしているので、ネタバレを避けるために最後は書かない様にしています。書き方としては、私も読みながらパソコンに書いているので同じだなあと思いましたが、読書場所はパソコンの前に限定されてしまっている点は違うのかも知れません。この本にも書いてありますが、すぐにアウトプットすることが大切で、あとから振り返るなんて個人的には無理です。話がそれましたが、引用したい三か所はすぐにピックアップできますから、そこに肉付けするやりかたでも「読書感想文」は書けそうですので、この方がアウトプットは早いかも知れません。しかし、あらすじを残したいというのが本来の動機ですので、今後どうして行くか悩ましいところです。

No.44 物語のキーワードと現実の出来事をリンクさせれば、読み手を魅了できる。
たとえば、最近投稿した「小さな場所」という小説のキーワードは、「台湾」「紋身街」「刺青」などが浮かびます。「刺青」を現実世界の事象とリンクさようと思って「日本 刺青」で検索すると、これだけでもなかなか面白そうなネタがヒットするので、このやり方なら別の記事も書けてしまいそうです。

No.46 良い文章を3つだけ選んで書評を書いてみよう。なぜその文を選んだのかを説明して肉付けする。前提となる状況や知識、登場人物などを説明する。これは、映画や音楽にも応用可能である。
自分のブログを書く時にも参考にしたい内容です。次に読む小説で実践しなければなりませんね。

No.47 短篇を5分の1に縮めて編集力を鍛えよう。青空文庫なら著作権OK。

第5章 アイデアがどんどんわいてくるアウトプット術

No.49 inputした知識を使うことをかんがえると、アイデアが浮かぶ
これは、必要に迫られたら考えざるをえないというものです。必要は発明の母と言いますからね。

No.52 提案は3つ出すと、1つは採用されやすいかも
賛同しますが、なかなか厳しいですね。

No.55 アイデアは思いついたらその場でメモする
これは、絶対必要ですね。ほぼ確実に忘れますから。思い出せないときの悔しさは相当なものです。ストレスを貯めないようにすることも大切です。

No.56 相手の目的やNGを明確にしてからアウトプットすれば、ミスマッチを防げる
これは、仕事でも大切なことです。私は無駄な時間を費やさないために、70%くらい(もっと低いかも)出来上がった成果物を関係者に見せて意見を聞き、方向性に誤りが無いか確認するようにしています。そうすれば、運が良ければ関係者から新たなアイデアがもらえることがあり、より良い成果物が時間通りに仕上がることになります。

第6章 ひとつうえの心を揺さぶるアウトプット

No.58 20冊読んだら「専門家」を名乗ろう。アウトプットの機会は、最高のインプットにつながる

No.60 1人でもいいから(誰にも注目されないことでも)面白いと思ったことを伝えることをモチベーションにしよう

No.61 旅行や外出時はアウトプットのアンテナを立てよう

第7章 毎日できるアウトプット勉強法

No.65 インプットしたら、すぐにアウトプットしよう

No.68 ポイントを3つに絞って人に教えると断然理解してもらえる

No.70 説明してもらったことをアウトプットして、アウトプット力を高めよう

第8章 自分をブランド化するアウトプット

No.75 少数の反響でも気にせずにアウトプットし続ける

No.76 自分自身が楽しめる範囲で評価してもらおう

No.77 実名でポジティブな発進を、この人の言うことなら試してみたいと

No.78 ポジティブな感情だけを発信すべし、共感できなかった感想は発信しない
せっかく読んだ本は紹介したいので、面白くなかった本は普通に書いておこうか。

No.80 独自の切り口でオリジナリティを出そう。独自のテーマがいい

読書感想文ブログでオリジナリティを出すにはどうするか?そこが聞きたい。

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