短編小説– category –
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スナック 墓場 なんだか、この街に住んでいるような気になってしまう バイトのハラちゃん 細身の美園ママ 色気のない克子の三人の身の上話も聞いてみようか
昨夜、スナックで大金を払ったわたしが、この本を発見した時、自分と同じような境遇の寂しい男の話でも読んで気持ちをリセットしようというつもりで読むことにしたのであるが、ちょっとちがうようだ。一気に読んでしまった。ほのぼの感が残った。 リンク ... -
田丸雅智 マタタビ町は猫びより 猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の物語である
猫が主役というか、猫と人間の共存のファンタジックな猫目線の短編集。それぞれの寸評を書きました。 -
ミステリー・オーバードーズ 白井智之 ミステリーとSFとグロテスクで盛りだくさん
【】 謎(ミステリー)の過剰摂取 全体としては、なかなかゲロいのに、しっかりとミステリー仕立てである。 何回も読まないと分からないほど難解である。が、文章は読み易く内容に集中できる。文学小説とは違い、クイズ小説なので、違う脳を使う必要があり... -
グラーフ・ツェッペリン 夏の飛行 高野史緒 読んだ後はノスタルジックな感じが残った。なんだか祖先に対する懐かしさが感じられる。
著者と近い年代だからだろうか、ここで描かれる風景には見覚えがある。三丁目の夕日のような通りを走ってツェッペリン号を追いかける。だが装着している拡張現実装置もやや最先端ではないような見栄えなところもうっかりノスタルジックだ。 -
小さな場所 東山彰良 台湾の紋身街という刺青屋が多く立ち並ぶ街で生まれ育った子供と大人、弱者とヤクザは同じ場所で生きている
ちいさな場所 東山彰良 台湾の紋身街という刺青屋が多く立ち並ぶ街で生まれ育った子供と大人、弱者とヤクザは同じ場所で生きている -
ビタミンF 重松 清 ひとのこころにビタミンのようにはたらく小説、家族のショートストーリー集
ひとのこころにビタミンのようにはたらく小説、家族のショートストーリー集です。 一見、平凡で幸せそうな、七組の家族に、突然問題が発生する。そして、この家族、果たして大丈夫なのか、と思わずにはいられない。 -
汚れた手をそこで拭かない 芦沢央
表紙のデザインが気になる。グレーのような中にピンクのバラの下には白く爪だけが赤い両足首が右手に乗っている。手と足の間には有刺鉄線があり、裏表紙にのびて黄色の小さな花になっている。 -
女のいない男たち 村上春樹
6つの(なんか不思議な)短編小説集「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」「女のいない男たち」。
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